テレワーク実施。仕事上の変化は?コロナはコミュニケーションの取り方も大きく変えました。下記グラフは「テレワーク期間中に感じた仕事上の変化に当てはまるもの」調査結果です。出典:Great Place to Work® Institute Japan「コロナを経験した社会で会社に期待すること」調査この調査には12個の項目が挙げられていましたが、その中で増加が顕著なものを赤枠(1項目)、減少が顕著なものを青枠(3項目)として抜粋しています。「従業員同士(上司除く)とのコミュニケーションの取りやすさ」「社内の連帯感や一体感」「上司(社長や経営層含む)とのコミュニケーションの取りやすさ」この3つが青枠(減少傾向)に入っており、テレワーク普及の流れの中で職場コミュニケーション不足に関わる課題が大きな課題になっていることが推察されます。テレワークの活用は、弊社がある広島では東京など大都市部と比べてまださほど進んでいるとは言えません。うちの会社はテレワークやっていないし関係ないと感じる経営者もいるかもしれません。テレワークの活用になじまない仕事もあります。しかし、経営者が好む好まないに関わらず従業員に多様な働き方を認めざるを得ない時代の流れの中で(そうでないと従業員を採用できないし定着しない)、テレワークも数年のスパンで徐々に浸透してくる、人の意識も少しずつ変わっていくと思います。こちらの関連記事もご覧ください。「なぜ地方・中小企業でテレワークは進まないのか。課題と対策は?」また、職場コミュニケーション不足の話はテレワーク普及に限った話でありません。飲み会が減った、やっても社員が参加しない。社員旅行が不評だからやらなくなった。最近の職場でよくあるシーンですが、それらも同じ話で捉えられます。職場コミュニケーションにお悩みならロコソルへズーム飲みでの疎外感最近、ズームのような遠隔会議ツールは一気にメジャーになって、コロナによりズームを利用し始めた企業様からは離れた事業所とのコミュニケーションにとても便利という声を聞きます。遠隔会議ツールは、ブレイクアウトルームとかホワイトボード機能もあったりして本当に便利ですよね。あとズーム飲みというのがコロナになってから始まりました。私も何回か参加したのですが(個人的にはそこで酒を飲もうとはあまり思わないのですが)、参加メンバーによって楽しさが全然違うなと。当然リアルでも飲み会というもの自体が参加メンバーによって楽しさは違うというのはあり、ズームでも仲の良い人同士でやると違和感なく楽しむことができます。ですが、ビジネス寄りのはじめまして的なメンバー同士だと、ズームは1人が発言し他の人は聞いているという構図になる(ワイガヤ的な雰囲気がない)ので、どうもリアル以上に会話に入っていきにくい、結果つまらないなという感想になってしまいました。ズーム飲み会でも感じ方は人それぞれだと思います。ただ、自分がメンバーの中であまり目立たなかったり、声を挙げにくいポジションにいた場合、ズーム飲み会は発言する機会がなかなか得られず、つまらないだろうなと思います。そして、周囲のメンバーが盛り上げっているところで、こっそりフェードアウトのパターンかなと。この辺りはリアルでもあり得ることなのですが、オンラインの場合、同じ空気を共有するわけでもなく、自分の存在が完全に消えてしまうかもしれません。そして、同じ人間でも属する集団によって、マジョリティ側(目立つ側)になったりマイノリティ側(目立たない側)になったりします。多様な人材を活かすためにこれはメンタル不調者、障がい者、育児中の主婦など職場マイノリティ(少数派)の人にはより顕著な傾向になります。ですが、職場の中で一人でも二人でも気軽に話せる人、気遣ったりできる人がいれば、それがその人の仕事へのモチベーションや組織への愛着につながります。人によってはきれいごとに聞こえるかもしれません。職場マイノリティの配慮は義務ではあるけど、コストがかかると捉えているかもしれません。しかし今、多くの職場で多様性のある人材がいることは実現されています。昔のように男性正社員が職場のほとんどを占めていた時代は終わりました。従業員の種類、性別、新卒と中途、国籍、病気・障がい、育児や介護・・。色々な背景を持つ人が働いています。多様な人材がいるということはそれだけ分かり合えない、摩擦が起きやすいということでもありますので、企業としては職場マイノリティの人を特別視する(別物扱いする、過剰に気をつかう)のでなく、職場の中でフラットな立場でお互いに一定の関心を持ち、向き合うための仕組みや場が必要となっています。職場にいる多様性のある人材を活かせているでしょうか?職場コミュニケーションにお悩みならロコソルへこちらの関連記事もご覧ください。「企業にとって重要な人材育成4つの手法、3つの目的 」