社会人として生活していると、どうしてもメンタルヘルスの面で不調になる人がいると思います。今回、メンタルヘルスが悪化する原因やそれをケアする対策などをご紹介いたします。社員のメンタルヘルス不調でお悩みならロコソルへメンタルヘルスとは?不調になるとどうなる?メンタルヘルスとは、心や精神などの健康状態のことを表しています。メンタルヘルスが良い状態というのは、その人が心身ともに健康な状態を保っていることを指しています。人間関係や仕事面に特に問題を感じることなく、常に健やかな日々を送っているということになります。会社に行っても自分の精神や肉体が好調なら、作業効率の高い仕事をしやすくなりますよね?でも、会社で人間関係に悩んだり仕事での疲労感が蓄積したりすると、このメンタルヘルスの状態がどんどん悪くなってしまいます。そしてメンタルヘルスに不調をきたした人は、自然と仕事の作業パフォーマンスが低迷気味に・・・。つまり、いつも効率良く仕事を進めてもらいたい企業側にとっては、社員のメンタルヘルスの状態は重要であり、職場におけるメンタルヘルスケアは必須項目となっていきます。メンタルヘルスという課題に取り組むためにも、企業は社員の健康状態が本当にベストな状態なのかどうかをチェックする必要があります。そして、社員のメンタルヘルスが良い状態を保てるよう、しっかり対策を打たなければなりません。私はメンタルヘルスが悪化した経験があり、その時は仕事に全く集中することが出来ず、他の人と比べたら明らかに作業パフォーマンスが下がっていました。以前より仕事のミスが多くなり、上司からよく指摘された経験があります。とにかく頭がボーとして、仕事をすることが段々と億劫になっていきました。自分自身が心身ともに平常じゃないことが分かり、仕事を休むことに。しかし、休暇を頂いても夜眠れない日々が続いて、毎回悪夢にうなされることもありました。きっと、眠っていても浅い眠りしかしていなかったんでしょう。食欲が減退して、あまり食べ物に手が付けられないこともありました。このようなことが続いていくので、メンタルと体が段々弱弱しくなっていきます。もしこのような社員が増えれば、当然企業の成長や発展にも影響する可能性があります。メンタルヘルスが不調になる原因社会人でメンタルヘルスが悪化する原因として、仕事に対するストレスは主な原因の一つと言えるでしょう。仕事におけるプレッシャーや、過剰な業務量に対する疲労などに押しつぶされて、心身ともにボロボロになってしまうケースが多くみられます。この仕事における大きな負担が原因で、精神疾患や過労による体調不良に陥る場合がほとんどです。最悪の場合、過労死や自殺をしてしまうこともあります。働き方改革が叫ばれているとはいえ、企業によっては働きすぎを強要されるケースもあるでしょう。また、職場における自殺は職場の人間関係やパワハラがその原因の1つだとも言われています。これらのことから、国は企業に対して職場での働きすぎの防止、人間関係におけるいじめ・パワハラなどが起きないように職場環境の改善などを行うよう通達しています。私の場合、メンタルヘルスの不調原因は仕事の忙しさでした。毎日仕事に追われる日々で、家に帰っても全く家事をすることがなく、いつも総菜ばかり買ってあまり栄養の付くものを食べなかった記憶があります。帰宅した後もずっと仕事のことばかり考えていました。ですから自分の好きなことで気分転換することもなく、疲れ果てててそのまま床につくといった感じでした。自分のメンタルヘルスを整えるという事に全く意識が向かない状態、そうなってしまうほど、仕事に忙殺されていたということです。企業が行うメンタルヘルスケアの対策とは?企業として、社員のメンタルヘルスケアをどこから始めたらよいのか分からない、むしろなかなかそこに労力を費やせない、そんな会社も多いのではないでしょうか?厚生労働省は「労働者の心の健康の保持増進のための指針」として、メンタルヘルスケアへの取り組み方を公開しました。その中から私がおすすめしたい対策方法をご紹介します。もしあなたの会社内で何か取り組んでみようと思われた際、参考にしてみてください。・ストレスチェックの実施2015 年 12 月から労働者を50人以上雇用している事業所では「ストレスチェック」を毎年1回実施することが義務化されました。そういえば健康診断みたいに結果をもらったと思われた方が多くいらっしゃると思います。ストレスチェックを実施することでその人のメンタルヘルスの状態がわかり、高ストレス者に該当するかどうかを判定できます。もし高ストレス者と判定された場合、本人が承諾すれば会社の費用負担で医師等の面談指導を受けることもできます。たとえ高ストレス者でなかった場合でも自分の現在の心身の状態を知り、今の自分と向き合ってみるきっかけになるかもしれません。そして、実はストレスチェックで大切なのはこの個人の結果を用いて集団分析を行うことです。集団分析は個人が特定されないように配慮して行うもので、職場ごとの状態が把握できます。これをもとに職場のストレス原因を分析し、労働環境を整える取り組みを検討実施していきます。個人個人ではなく、職場環境をターゲットにして改善に取り組むことで、みんなが働きやすい職場に近づけることができます。ストレスチェックについては、こちらの関連記事もご覧ください。「従業員50人未満の企業でもストレスチェックを実施するメリットとは? 」・メンタルヘルス研修メンタルヘルス研修は、大企業に限らず中小企業でも実践しやすい取り組みです。メンタルヘルスの基礎知識や重要性などを社員に教えることによって、社員は自身の心のバランスを保つ意識が芽生えるようになります。そして、自分のメンタルヘルスの改善や予防をしようと志すようになります。その結果、心身ともに不調になるリスクを軽減させることができるのです。私は職場でこういった研修に参加した時、非常に心が楽になった覚えがあります。研修の中で自分の気持ちをぶつける経験をしたことで、「相談する」という事がどれだけ大切なのかよくわかりました。また、外部講師から、自分のメンタルヘルスをどうコントロールしたらいいのか、仕事の分担はどういう風に行えばいいのか詳しく教えてもらったこともありました。今ある悩みからどう行動に移せばいいのかがわかり、実際に解決の方向につながったので、心の底にあった負担が一気に軽くなりました。その時なるほどと思ったことはメモしておき、心が病みそうな時にはいつもそのメモを見て自分の心とどう向き合えばいいのか思い出すようにしています。今思い返しても、研修では外部講師から的確なアドバイスを受けられたと感じています。ちょっとしたことですが、ひとつの経験が自分を変える大きなきっかけになると思います。社員のメンタルヘルス不調でお悩みならロコソルへ