「従業員のモチベーションをどうしたらアップできるのか。なにか良い方法はないか?」と悩まれる企業の管理職・経営者の方の声を耳にする機会は多くあります。モチベーションのアップ方法は、大きく2種類に分けられます。ひとつは自分自身のモチベーションをアップする方法で、もうひとつは他人のモチベーションをアップする方法。今回は、どんな立場の方にもまず先に取り組んでいただきたい、自分自身のモチベーションをアップするおすすめの方法を、5つご紹介します。社員の自主性を高めたいならロコソルへモチベーションをアップする方法「子どもは親の背中を見て育つ」とよく言われますが、部下と上司の関係も同様のことが言えると思います。いくら従業員のモチベーションをアップしようとあれこれ試しても、自分自身のモチベーションが低かったらどうでしょう。部下のモチベーションは上司のモチベーションの状態が、大きく影響するはずです。自社の従業員や部下のモチベーションをアップさせるには、まず自分が変わることから。自分自身のモチベーションをアップさせる方法について見ていきましょう。1.モチベーションが上がらないときは手足を動かすモチベーションが下がっているときは、たいてい行動が止まり、思考も停止し、やる気が起きなくなっています。そんな状態からいきなり大きな仕事に立ち向かうのはおすすめできません。まずは目の前にある小さなことから、こなしてみましょう。・デスク周りを拭き掃除する。・メールを1通返信する。・いらない書類をシュレッダーにかける。など、内容は本当に簡単なものでOK。気が乗らなくても、渋々でも構いません。まずは手足を動かしてみることが大切です。そうすることで、身体も温まり、頭も働き出します。 「引き出しの中も掃除しよう。」 「あの人にも電話しなきゃ。」 「ついでに書類も整理しよう。」そんな気持ちになるかもしれません。5分間でいいので集中して何かに取り組んでみてください。停止していた思考もきっと、徐々に動き出すはずです。2.成功体験の積み上げでモチベーションをアップ手足を動かして少し助走がついてきたら今度は、もう少しじっくりと取り組むタスクにチャレンジしてみましょう。ここで大事なのは、一度に複数のタスクをこなそうとしないこと。小さな成功体験の積み上げが、モチベーションをアップする方法としては効果的です。なので、1つ作業するタスクを決めたら、時間を設定して取り組みます。おすすめはイタリアの起業家が発明した、ポモドーロ・テクニック。25分間作業+5分間休憩を1セットとし、4セットこなしたら30分休憩します。この25分のあいだに他のことが頭をよぎっても、それは後回し。とにかくやる、と決めた1つのタスクに集中して取り組みます。・レポートを1つ仕上げる。・会議の資料を作る。・未対応のメールを処理する。などは例ですが、最初はポモドーロ4セットで片付けられるボリュームのタスクから始めるのがおすすめ。小さな成功体験を積みながら、徐々に大きなタスクへとハードルを上げていくといいですね。3.大きな仕事の目標は中期・短期目標に区切る仕事の目標を立てたものの、なかなか実行に移せずモチベーションが下がってしまう場合は、目標を細分化してみましょう。スタートとゴールしかない直線を走るマラソンより、5キロごとの目標タイムがあり、途中にお気に入りのドリンクが置いてある給水所のあるマラソンの方が、楽しく走れるはずです。「売り上げ何パーセントアップ」という大きな仕事の長期目標を掲げたら、中期・短期と逆算していきます。・いつまでに何をこなして、何年何月には何パーセント達成。・中間目標が達成できたら仲間と飲みに行く。・最終目標を達成したら自分へのご褒美として欲しかった靴を買う。といった感じで中期的・短期的な目標や達成後のご褒美も決めましょう。コツコツと小さな目標を達成していくと、ゴール(大きな目標)に向かって一歩ずつ進んでいることが実感できモチベーションもアップするはずです。4.心の状態を見える化する手足を動かして行動できるようになってきたら、今の心の状態を文字にしてみましょう。どうしても最初の一歩(=まず手足を動かしてみる方法)が踏み出せない方は、こちらからスタートしても構いません。「紙に書いて客観視する」というこの行為が、とても大切です。書く内容は何でもOK。モチベーションが上がらないと悩んでいる方の多くは、おそらくネガティブな感情が出てくるでしょう。とにかく思いつく限りのネガティブな感情を紙に書き出してみます。そして、ひととおり書き終えたら次は、その感情の原因や理由となりそうなことを周りに書きます。それが終わったら、原因や理由の一つひとつを「自分で解決できるもの」と「他人に相談が必要なもの」に分類してみます。自分で解決できないものは、誰に相談するか、誰なら解決できるか、名前も書いていくといいでしょう。モチベーションをアップする方法は、紙に書いて見えてきたネガティブな感情を、少しずつニュートラルな状態に近づけていくこと。ネガティブになる原因や理由を書き出すことは、自分の心の状態を見える化し、気持ちの整理整頓をするのに役立つはずです。5.途中で維持できなくなってもOKモチベーションをアップする方法をいろいろ試してタスクをこなせるようになっても、疲れて途中で維持できなくなることもあるかもしれません。そんなとき、自分を責める必要はありません。「またやれば大丈夫。」と自分に優しく。ダメな自分も人間味があっていいと、時には自分を甘やかしてあげることも大切。モチベーションをアップさせなければ!と無理に頑張りすぎることがストレスになり、体調を崩してしまうのは、本末転倒です。いったん手が止まってしまったら、また行動できるタイミングを待ちましょう。そのときはまた、簡単にできる小さなことからスタートすればいいのです。遠回りのように思えるかもしれませんが、無理を続けた反動で、長期間何もできなくなるよりダメージが少ないはず。この方法は、結果的にモチベーションをアップする近道になることでしょう。まとめ自分自身のモチベーションをアップする方法をご紹介しました。従業員の方はもちろん、部下を抱える管理職の方や経営者の方も、まずは自分のモチベーションをアップすることから始めてみてください。ご自身のモチベーションはきっと周りにも波及していくはずです。社員の自主性を高めたいならロコソルへこちらの関連記事もご覧ください。部下のモチベーションをアップさせる方法。あなたはサポート役