前回の「モチベーションをアップする5つの方法。まずは自分自身から」では、自分自身のモチベーションをアップする方法をご紹介しました。「モチベーションをアップする5つの方法。まずは自分自身から」自分のモチベーションがアップできたら今度は、周りの人に目を向けてみてください。落ち込んだり、元気が無かったり、やる気をなくしている従業員や部下はいませんか?モチベーションが下がっている人に向かってただやみくもに「頑張れ!」と声を掛けるのは、逆にプレッシャーやストレスになってしまう場合も。少し接し方を工夫してみるだけで、変わってくるかもしれません。今回は、従業員や部下をかかえる企業の経営者や管理職の方へ向けて、他人のモチベーションをアップする方法をご紹介します。従業員のモチベーションが下がっていて、どうフォローして良いかお悩みの方はぜひ、参考になさってみてください。社員の自主性を高めたいならロコソルへ他人のモチベーションをアップする方法他人のモチベーションをアップするために何かしたい。そのために上司や雇い主であるあなたがやるべきことは、あなたに課せられている今まで通りの役割をきちんと果たすこと。モチベーションが下がっている人に何かをする以前にまず、ご自身に与えられている業務を行いましょう。部下から確認依頼された書類にはすぐ目を通し、フィードバックを行う。自分の依頼したことに相手がすぐ対応してくれる⇒自分に興味を持ってくれているんだ。というポジティブ解釈につながりやすくなります。これからご紹介する他人のモチベーションをアップする方法を実践する前にまずは、ここから始めてみてください。1.モチベーションをアップするのは本人他人のモチベーションをアップするために何かしたい、と思ったときに心がけること。それはモチベーションを「アップさせる」のではなく「アップできるよう導く」というスタンスでいることを忘れないことです。可愛い部下のためという思いから、あれこれ声をかけたり手を出したりしたくなるかもしれませんが、そこはグッとこらえて。モチベーションをアップするのはあくまで本人であって、あなたはサポート役です。立場が上の人からの、こうしたら、ああしたら、と言うアドバイスは「言われた通りにやらねば。」という気持ちになりがち。これではアドバイスのようで指示になりかねません。そうではなく本人に考え、決めさせるよう導くような声のかけ方を心がけてみてください。2.モチベーションが上がらない理由を引き出すモチベーションが下がっている人は、会社や仕事、他人に対して何らかの不満や心配事を抱えているかもしれません。そんな心のモヤモヤをため込まないためにも、普段から雑談のしやすい雰囲気作りを心がけましょう。何気ない会話から日頃の不満や悩みが出てくることも。たとえモチベーションが下がっている理由がプライベートな内容だとしても、周りに話すことで気持ちがラクになる場合もあります。ただし、体調を崩すほどの強いストレスや不安を感じている場合は、産業医やカウンセリングの受診をすすめ、必要に応じて休養させましょう。3.目標は細かく設定し報連相させるモチベーションが下がっているときにいきなり、大きな目標だけが目の前に立ちはだかっていたらどうでしょう?だれでもやる気が上がるどころか、下がってしまうかもしれません。部下に課題を与えるときは先ずゴールを明確に、そして中期、短期と目標をなるべく小さく区切って立てさせます。そして数値化すること。・何年何月までに売上〇〇%アップ。・そのために今月は営業周りを〇件増やす。・だから今週は必要な資料AとBをそろえる。といったように「何のために」「何を」「いつまでに」といった具体的な目標を自分自身で認識させます。そして定期的に進捗の報告をさせて、小さなことでも達成できたときには必ず褒めること。褒められれば「また次に向かって頑張ろう。」と思える人は少なくないはず。そして最終目標を達成したあとにはお祝い、インセンティブ、人事考課など「ご褒美」が待っているとさらにモチベーションがアップするでしょう。4.感謝することからモチベーションアップへ何かをして「ありがとう。」と言われて嫌な人はいないはず。会社ではさまざまな業務が発生しますが、とかく目立つ、大きな仕事に目が行きがちですでも、その大きな仕事にも日々の小さな業務の積み重ねがあってこそ成り立っていることを忘れてはいけません。そういった小さな業務に対しても「ありがとう。」と感謝を伝えることは大切です。例えばコピーを1部取るだけでも、やって当たり前、の態度が続くと、相手のモチベーションは下がってしまうかもしれません。ありがとう、のたったひと言でモチベーションがアップして、また頑張ろうと思える人もいます。どんな小さなことでもありがとう、と感謝を伝える習慣を付けていきましょう。感謝を伝えるのに、サンクスカードを導入するのもおすすめです。5.失敗を学びとする雰囲気作り部下が仕事で失敗をしたときに、どんな態度や声をかけているでしょうか。最悪なパターンは、大勢の前で本人に向かって頭ごなしに感情のままに怒鳴りつけること。これでは本人は失敗を恐れて、物事に対して消極的になってしまう可能性も。ときに叱ることも必要ですが、なるべく1対1で、時間を置かずすぐに伝えましょう。叱る時には「なぜ」の部分をきちんと伝えることも大切です。さらに、失敗だけでなく良かった部分もあれば、叱ったあとはその部分を褒めるといいですね。失敗することを恐れず、これも良い学びだった、と思えれば「この経験を生かして、次は頑張ろう。」とモチベーションを維持しやすくなります。まとめ他人のモチベーションをアップする方法をご紹介しました。ご自身は、従業員や部下など他人がモチベーションをアップするためのサポート役である、ということを忘れずに、導いてあげましょう。社員の自主性を高めたいならロコソルへこちらの関連記事もご覧ください。「企業にとって重要な人材育成4つの手法、3つの目的 」