従業員の人材育成の一環として、1on1ミーティングを導入する企業が増えています。「多様化の時代、一人ひとりに合った人材育成とは?」「部下の本音を引き出す方法が知りたい」そんな悩みを解決する一つの手段として1on1ミーティングは役に立つでしょう。この記事では、1on1ミーティングとの概要やメリット、効果的な進め方のポイントを紹介します。社員の力を引き出すならロコソルへ1on1ミーティングとは?1on1ミーティングとは、上司と部下が一対一でおこなうミーティングのことです。基本的に上司と部下との面談と同じ意味ですが、上司から部下への人事評価はおこないません。一般に上司と部下の面談では上司から部下への指示が多くなりがちですが、1on1は「対話型コミュニケーション」で、上司と部下お互いの深いところまで分かりあうことを目指します。話す内容は多岐に渡り、部下の仕事の進捗や課題、将来のキャリア相談、ときにはお互いのプライベートや趣味が話題になることもあります。1on1ミーティングは、直属の上司もしくはメンターと部下の一対一でおこなうことが一般的です。これを毎月など定期的に繰り返し実施することで、上司と部下の信頼関係を築きやすく、現状把握や課題解決につながりやすくなります。1on1ミーティング導入の背景リモートワークや副業・兼業が多くの企業で定着した今、全従業員が週5日・同じ場所で働くことは当たり前ではなくなりました。顔を合わせる機会が減り、従業員間のコミュニケーション不足が課題になっています。また、仕事に対する意識も多様化しています。仕事最優先で管理職に就きたい願望のある人もいれば、出世より家庭を大切にしたい人もいます。また、終身雇用制度の見直しなどから、副業や起業を考える人も少なくないでしょう。仕事に対する価値観が皆同じではないため、企業側の価値観の押し付けでは、個々のモチベーションを保つことが困難になってきました。こうした背景から、この1on1を導入する企業も増えています。1on1の目的とメリット1on1ミーティングをおこなう目的は、部下の業務の進捗や状況を把握し成長を促すことと、組織力の強化です。1on1のコミュニケーションにより上司と部下がお互いの理解を深め、信頼関係を構築することで、部下は心理的安全性(社員が臆することなくオープンに発言・行動できる状態)を高められます。心理的安全性が高い状態では、部下は上司に相談や意見がしやすくなります。エンゲージメントの向上や、仕事にやりがいを感じる、モチベーションアップなど、人材育成の観点においてもメリットがあります。その結果、生産性の向上を高められ、チームの組織力強化にもつながるでしょう。「意味ない」「苦痛だ」にならない進め方のポイントなかには、1on1ミーティングは「意味がない、面倒くさい」「上司と一対一でミーティングをなんて苦痛な時間だ」という意見もあります。業務が忙しく、ミーティングをしている時間があったら仕事をしていたいと思う人もいるでしょう。また、直属の上司が苦手で、二人きりで話をするのが辛くストレスに感じてしまう人もいるかもしれません。1on1ミーティングの時間を無駄にしないためにも、部下の本音を引き出すのに効果的な進め方のポイントを以下で紹介します。1on1の内容を事前に決めておくいざミーティングが始まって「話すことが無い…」と困らないためにも、1on1ミーティングで話すテーマは、事前に考えておきましょう。業務でつまずいている部分、健康やメンタル面など。上司が「何かある?」と聞いても、部下の意見を引き出すのはなかなか難しいです。話し合いたいテーマを想定し、制約のある問いで部下からの要望をヒアリングし、決定した内容をお互いに共有しておきましょう。聞く姿勢を省みるふだん部下から報告や相談があったとき、どんな態度で話を聞いていますか?業務や面談では上司から部下への指導や指示が多いと思います。1on1ミーティングでは、上司と部下という関係性であっても、対等に対話をします。1on1ミーティングの目的は部下の成長であることを念頭に入れて、「傾聴する」姿勢で挑みましょう。自分のことも話す傾聴する一方で、自分を開示することも大切なポイントです。相手が心を開いてくれると、自分の本音も話しやすくなりますよね。話の内容は仕事だけでなく、たまにはプライベートな話もおすすめです。「最近読んだ本がおもしろくて」「先週末に〇〇へ行った」など、身近なプライベートの話題ほど共通点や共感を得やすいでしょう。部下から教わることもあるいまの若手社員はデジタルネイティブ世代です。AIツールや最新のデジタルサービスを日常的に使いこなし、上司の知らない効率化の方法を持っていることも少なくありません。情報リテラシーの高い部下から逆に教わることもある、という心得を持つことも大切です。直属の上司でなくてもOKとするなかには、「直属の上司が苦手」「悩み相談したい内容は直属の上司との関係なのに…」という部下もいるかもしれません。1on1ミーティングの目的は、部下の成長促進ですから、相手は直属の上司以外の人でも可能です。たとえば、直属の上司のさらに上司、もしくは次席に対応してもらうなど。また、チーム内の先輩や上司など、複数名のリストから部下がミーティングする相手を選べる指名制にするのもひとつのアイデアです。話の内容に適した場所を選ぶ話の内容に応じて、適した場所を選びましょう。ハラスメントや退職希望など他人に聞かれたくない相談には個室が適しています。逆に、上司と2人きりだと部下が緊張してしまうケースも考えられます。ドアを締め切った部屋より、オープンな空間の方が気軽に話せることもあるので、その場合は商談スペースや休憩スペースなどがいいでしょう。業務の具体的な内容について話し合いたい場合、ホワイトボードやパソコンが使える部屋が便利です。もやもや煮詰まった気持ちを晴らすには公園を散歩しながら雑談するのもいいですね。有意義な1on1ミーティングで部下の成長とチーム力を強化しよう1on1ミーティングはうまく活用できれば、部下の成長ないし、組織を強化することにもつながります。部下に意味ない、面倒くさいと思われないためにも、準備を整えてからスタートすることをおすすめします。紹介したポイントを押さえて、継続的に取り組むことで、効果的なミーティングにしていきましょう。社員の力を引き出すならロコソルへ